日西商業会議所は、1954年にバルセロナで設立されたスペインの民間団体です。主な目的は、日本とスペイン間の商業分野における関係を円滑に促進すること、会員や顧客に合わせたコンサルタントを行うことです。1964年12月24日に施行された法律に基づき内政局に登録されました。
歴史
1954年、日本の大手企業の商品の輸入におけるパイオニアであった幾人かのスペイン人経営者は、情報・経験や権限を共有し、商業活動を容易にするためにグループを作る利便性を見いだしました。
その時スペインは、海外との情報や協力を得る十分な手段が不足していました。そしてその経営者達はCCHJ(日西商業会議所)を設立し、日本とスペイン間の貿易関係の振興のための場を創りました。その後、CCHJから日本製品の輸入の色々な会社(時計・カメラ・真珠等)が作られました。
今日では、日本は技術革新や開発において世界の中でも際立っています。スペインもまた様々な分野で重要な位置を占めるようになりました。日本とスペインの間の友好関係と協力は益々強くなっており、そして貿易・観光・文化の交流において長く深い伝統があります。 /p>
事業内容
CCHJは日本企業・個人顧客に対して、スペイン市場との取引におけるコンサルタント、輸出入プロジェクトの協力、情報の発信、輸入業者・ジャーナリスト・旅行代理店の訪西の援助を行っています。また関係がスムーズに築いていけるよう、スペイン企業にコンタクト先や商談のスケジュール調整も行っています。最初のコンタクトから文化的距離を縮めながら、日本人とスペイン人との間の橋渡しのような役目を担っています。
また1985年より、スペインの多岐にわたる分野のルポルタージュやテーマを紹介するスペイン情報季刊誌「スペイン広報」を発行しています。
CCHJは、日本とスペインの各分野の様々な規模の公的機関・私的団体・民間企業・協会・個人に協力しています。日西商業会議所は顧客の経験や両国間の関係に応じた戦略を提案しながら、相談内容を検討します。日本人とスペイン人との間の永続的な関係作りに、これまでの経験を活かして貢献します。
- スペイン人とのビジネスにおいて、時間・経済的投資の収益性を向上させます。
- スペイン市場に効果的に参入するソリューションの提供をします。
- スペインで必要となる連絡やコンタクトを取ります。
日西商業会議所所長のミゲル・アンへル・マルティネス・マサは1998年より就任しており、30年以上日本とスペイン間の商業分野に携わっております。
彼は創造的でイニシアチブな精神で、日本-スペイン間の企業や各種機関の信頼関係の構築に焦点を当てたプロジェクトを推進してまいりました。
彼のこの長い経験により、日西間の商業関係や障害となり得る要因について精通しており、安定して実を結ぶ関係に導いています。