アサフラネス・マンチェゴス 1850年からの伝統、5世代に亘るサフランの世界

アサフラネス・マンチェゴスは、1850年から続く長い歴史がある、サフランの生産と製品化を行う家族経営会社で、現在の取締役フランシスコ・マルティネス・ナバロンは5代目です。世界でも最高級のサフランが栽培されるラ・マンチャの中でも特に恵まれた地域である、アルバセテ県のアルカラ・デ・フカルにあります。

アサフラネス・マンチェゴスは、伝統農法で栽培する上質のサフランを慎重に選別し、最高の品質を保証しています。

サフランは独自の特徴から、世界で最も秀逸な自然の調味料です。香料や着色料として用いられ、料理に卓越した色や味、香りをもたらします。その上健康にも良い効果があり、素晴らしい特徴を余すことなく楽しめます。

今日では、サフランは世界の様々な地域の食文化に溶け込んでいます。スペインでは米料理や煮込み料理等のような代表的な料理、そして高級料理と広範囲に使用され、また、デザートやリキュールにも欠かせない材料です。

1kgの商品を得るために、約20万の花が必要となる為、世界で最も高価な香辛料となっています。その上、その栽培法や収穫法、取り扱いがとても繊細です。そしてその高い経済的価値から、“赤い金”としても知られています。

歴史のある香辛料

サフランは歴史の中で、薬効成分又は着色効果や心地良い香りのため多く使われてきました。その例は無数にあります。

ギリシャ文学やローマ文学の中で頻繁に引用され、サフランの色や香りは、古典古代の洗練された生活の中で重要な役目があったと証明されています。何世紀にも亘り染料として頻繁に使用され、サフランでパーティ衣装を染めたり、祝宴を祝う広間の床に散らしたり、クッションに詰めたりしていました。

エジプトでは(紀元前1000年)サフランは、土葬又はミイラを覆う布(黄色は女性、赤は男性)の染料に使われたとされます。またこの香辛料は、古代ギリシャでも重要な染料でもあり、ローマでは結婚式の衣装を染めるのに使われていました。また特定の一時期に、ローマ人が髪を染めるのにも使用されていました。

ギリシャ人は官能的な香りとみなしていました。乗り物や中庭、ギリシャの劇場、ローマの公衆浴場等に散らされ、ネロがローマの街に入った時は、街中サフランが撒かれていました。

中世では徐々にサフランの消費が増えていき、ヨーロッパのキリスト教を通じてイギリスまで広がり、とても重要な商業となっていきました。

現在スペインは、世界で第2位のサフランの生産国です。その上、ラ・マンチャのサフランは、保護原産地呼称です。

成分

サフランの栽培は8~9世紀にスペインに伝わったとされます。しかし、全ての時代・文化において、最も重宝された植物の1つとして認識されていたので、その前から、健康に対する効能を求めて使われていました。そして、その特徴や科学組成から長い間妙薬として扱われてきました。

サフランには数多くの治療特性があるとされています。例えば、抗癌や抗うつ、抗酸化作用、神経の保護や免疫システムに対する効果が期待されます。また、アルツハイマーや喘息、不妊、月経不順、乾癬の症状を緩和する効果があるという研究も行われてきました。

サフランは昔の治療法に使われていましたが、高価なため、経済的に余裕のある人達のみのものでした。しかし、科学者の間でこの香辛料に対する興味が湧き上がり、近年では治療特性を分析し明らかにする目的の、様々な研究が繰り広げられています。具体的にはテヘランの医科大学(イラン)の研究者が、最近証明したところでは、サフランにはうつ病や不安症の症状に効果があるという事です。

芳香性高く、色彩鮮やか、神秘的で媚薬

サフランはグルメ商品で、100%ナチュラル、全てが美食への喜びにつながります。他にはない風味を持つ世界で最も贅沢な香辛料です。蜂蜜を思い浮かべるフルーティな味とほのかな苦みがあり、合成着色料を使う必要が全くない、完璧な鮮やかな黄色を呈します。

創作料理の盛んなこの時期、ロマンチックで上品な趣を出すために、めしべを盛り付けの飾りに使ったり、料理に香りや色を付けるためにと、無くてはならないものとなってきました。

サフラン KARKOM

KARKOMはヘブライ語でサフランを意味します。ソロモン王が“赤い金”の効力を称賛している、王の雅歌のような古代の文献からその言葉をとりました。

アサフラネス・マンチェゴスのKARKOMは、厳選され、品質と繊細さが評価できる官能特性が保たれた製品です。

その上、1998年よりアサフラネス・マンチェゴスは、ラ・マンチャのサフラン原産地呼称規制協議会の設立パートナーでもあります。この協議会の目的は生産性の保証と、この地域のサフランの品質を世界中で守る事です。

この原産地呼称のラベルの付いた商品は、この協議会の厳しい必要条件を満たしたサフランであると保証されています。

サフラン AL*JUCAR

私達が居るこの村、アルカラ・デ・フカルのエッセンスを持って生まれたえりぬきのサフランで、めしべの状態のものと、粉末状の製品があります。香り豊かで着色力が高く、ほのかな苦みがあります。全てのタイプの煮込みに合います。

www.azafranesmanchegos.com