美術展「Este-Oeste 2018」

東西の美をめぐる旅

2018年6月4日、日本とスペインのアーティストらによるグループ展「Este-Oeste 2018」が、マドリードのHotel Miguel Ángelにてスタートした。

本美術展では、日西商業会議所の協力のもと、Roxa OrtizとGastón Ortollの2人のディレクターの呼びかけにこたえ、計8名のアーティストらが参加し、ホテル内のギャラリーにて30日まで作品が展示される。

2013年に同じくマドリード市内で行われた第1回「Este-Oeste」美術展は、日西交流400周年事業の一環として開催されたが、第2回となる今回の美術展は、日本スペイン外交関係樹立150周年を記念して、全42作品が集められ、約1ヶ月の会期期間中展示される。

今回の美術展も前回に引き続き、色彩と図像を介して東西を旅するというテーマで企画され、Pablo Alfaro、Susana Fisac、Silvia Flechoso、Kumiko Fujimura、Marc Janus、Miguel M. Massa、Fumiko Nakajima、Eva Sakaiといった日本とスペインを拠点とするアーティストたちによって作品が制作された。卓越したアーティストたちの手による伝統的なスタイルの絵画から、革新的なモダンアートまで、それぞれに個性あふれる作品が、ホテルのロビーに隣接した回廊内に展示される。

展示される作品は、アクリル画、油絵、水彩画、水墨画や、和紙を使ったコラージュなどその表現技法も多岐にわたり、美術展初日に訪れた招待客たちは、日本とスペイン、東西2つの国のそれぞれの対照的な「美」へのアプローチを楽しんだ。

また、初日の6月4日にギャラリーにて行われたオープニングでは、ムルシア州のD.O. YeclaのワイナリーLA CASA DE LAS ESPECIASのワインが招待客らに振舞われた。日本の女性審査員だけによる初めての国際ワインコンペティションSAKURA AWARD 2018にて、「スペインで最良の赤ワイン」と称され、ダイアモンドトロフィーを受賞したTEMPRANILLO-SYRAH 2016、同コンペのダブルゴールドをはじめ多くの賞を獲得したPETIT VERDOT-SYRAH 2016、PETIT VERDOT-MONASTRELL Tinto 2016と同社の3種のワインが、アート作品に華を添えた。

会場:Hotel Miguel Ángel (C/ Miguel Ángel, 29-31, Madrid)内ギャラリー
期間:2018年6月4日から30日まで
入場無料